ふじょしのぶろぐ

同人活動の本音を綴ります。あくまで一個人の意見です。

アンソロジー主催 その2

アンソロジーを主催しても直接感謝の言葉をいただくことは少ないです。

これは私の不満ではなく、当たり前のことです。

感謝されることを期待する主催志望の方がもしいらっしゃったら主催はやめた方がいいです。主催はひたすら地味です。

 

主催は執筆者の原稿を集め、編集します。

 

 

ここから建て前と本音の話になります。

 

執筆者は原稿料が発生しないため、いわゆるボランティア状態で原稿を描いてくださっています。とてもありがたく、頭が上がりません。

大半の執筆者様がそうです。本当にありがたいと感じています。

 

しかし、一部執筆者の方に本音ではいい加減にしてくれと思うこともあります。

 

アンソロジーは出来るだけ装丁を豪華にしたいため、締め切りはどうしても早い設定になります。他にも締め切りは何かしら理由があり、その日程となっています。

もちろん全員が守れるとは思いません。多少の締め切り破りは想定しています。

 

締め切りを過ぎても連絡がない、そして締め切りを過ぎてからのドタキャン。理由は上げればキリがありません。

実は病気が、実は家庭の事情で、実は家族の介護をずっとしていて。

これらは本当に、本当にその理由ですか?どれも本当なら前から分かっていたことではありませんか?そして執筆が無理だというのもずっと前から本人が一番よく分かっているはずです。

私は学生さんにはお声はかけていません。れっきとした社会人の方にお声をかけています。

まず駄目かも、と思った時点で社会人なら、普通は連絡を入れるはずです。締め切りを過ぎてからこんな連絡を入れるのは、はじめからドタキャンをするつもりだったのかなと思ってしまいます。

 

他にも、締め切りに間に合わない理由はたくさんあります。

原稿のクォリティを上げたいため、どうしても間に合わなかった。色々あると思います。

締め切りに間に合わなくても、原稿を見れば、どれだけ時間をかけていただいたか、ひと目で分かります。時間をかけていただいた原稿は締め切りにどれだけ間に合わなくても、主催としてはとてもありがたく、頭が上がらない気持ちになります。

 

最終的に原稿をいただいた中で、もやもやしてしまったのは、クォリティを上げたいという理由で締め切りを守らなかったにもかかわらず、ツイートで休みの日にネズミの国や美術館巡り、カラオケ、はたまたギャンブル、たくさん遊んでいらっしゃいました。

遊ぶのは以前よりご友人と約束をされているので、その予定を変えろとは言いません。ただこの方は予定を組んでも締め切りを守れない、だらしのない方なんだなとその時思いました。

そして締め切りは1ヶ月近く破られ、提出いただいた原稿は3枚でした。クォリティ重視とは思えない原稿で、本当は嫌々描いたのかなとも思えました。また事前に申告いただいた枚数とは異なっていました。

申告いただいたページ数を元に台割を組んでいたため、はじめから組み直す必要が出てきて手間になりました。

 

もちろん、原稿をいただけるだけでとてもありがたいのは重々承知しています。しかし限度もあります。

その方のために割増料金を払うのは本当に情けなかったです。そういう人間だと見抜けなかった主催の落ち度だと当時の私は自分に言い聞かせていました。

 

たぶん次に続きます。